花ちゃんのこと。

初めて花ちゃんに会ったのは、確か桂スタジオだったと思う。お母さんである木村響子選手のデスマッチデビュー戦を見に来ていて、試合後に傷だらけのお母さんの姿を見て泣き出したら「泣くなら来るな!」と叱られていた。今から14年前のことで、恐らく花ちゃ…

飯伏幸太、たったひとりのG1クライマックス初優勝

飯伏幸太がG1クライマックスを優勝した。あの銀色のテープが舞うなかで飯伏が両拳を天に突き上げている様を目の前で見ても、なんだか現実とは思えなくて心が落ち着かなかった。 今年のG1で飯伏幸太は苦しんでいるように見えた。勝敗の数字以上に、身体と心が…

 群雄割拠其の四〜ふるさと祭り東京2019@東京ドーム

「テレビでやってるプロレスだけが、東京でやってるプロレスだけがプロレスじゃないんです!」 栃木県からやってきて、この日晴れて天下統一の旗を手にしたEAGLEプロレスの吉田和則が、東京ドームのリング上で叫んだ。毎年1月に日本中の美味しいものや賑やか…

 八木哲大選手のこと。

新日本プロレスから八木哲大選手の退団が発表された。2017年5月にヤングライオンとしてデビューして1年、これからどんなプロレスラーに花開くのだろう、と思っていた矢先だけに正直、とても寂しい。八木選手には今年の3月に、新潮社/編 『NEW WORLD2―新日本…

 山本KID徳郁選手がいた時代。

山本KID徳郁選手が亡くなった。41歳という若さ、ガン闘病を公表してからまだ1ヶ月も経っていない。あまりのことに事実を受け止め切れず、KID選手の試合を思い返している。 村浜戦、宮田戦、鮮烈な試合はいくつもあるけれど、やはり思い出すのは2004年大晦日…

里村明衣子が振り下ろしたカカト

センダイガールズプロレスリングの里村明衣子が、DDTプロレスリングの頂点、KO-D無差別級のチャンピオンになった。 これはもちろんKO-D18年の歴史の中で初めてのことで、男子の団体のトップのベルトを巻く女子プロレスラーというのはあまり例がなく、とてつ…

G1決勝 棚橋弘至vs飯伏幸太、それは神話などではなく。

今年のG1の決勝が棚橋弘至vs飯伏幸太、という顔合わせになった時、これはギリシャ神話だな、イカロスだな、と漠然と思っていた。ロウで固めた翼で太陽まで飛んでいく、あの有名な話だ。 もちろん太陽が棚橋弘至で、イカロスが飯伏幸太。太陽に近づくことで翼…

カモン、芦野!

9月2日WRESTLE-1横浜文体大会メインイベント、WRESTLE-1チャンピオンシップ芦野祥太郎vs黒潮"イケメン"二郎戦。試合が始まってほどなくすると、不思議な歌声が聞こえてきた。Come on Ashino, Come on Ashino, Come on Ashino!プロレス会場で聞き慣れないその…

 ワカッタラデテケ、と言ってポーゴさんは出ていってしまった

最初にミスター・ポーゴさんを知ったのは、サムライTV開局直後の1996年のことだった。ポーゴさんの引退と大仁田さんの復帰がかかっていたように覚えているけれど、あちこちの会場でお願いしたりされたりしていて、そのひと言ひと言にファンも熱狂してポーゴ…

 飯伏幸太主演「大怪獣モノ」を見ました

河崎実監督、飯伏幸太主演で7月16日土曜日から公開される「大怪獣モノ」を一足早く関係者試写で見せて頂きました。まあどうしても飯伏選手中心に見てしまうのですが、飯伏選手のプロレスラー人生を早回しで見ているような、ドキドキしてワクワクしてそれでい…

『プロレスと珈琲と犬と猫と私』

プロレスという生き方 - 平成のリングの主役たち (中公新書ラクレ)作者: 三田佐代子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/05/07メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る「プロレスという生き方」が発売になってもうすぐ一ヶ月ですが、プロレ…

伊野尾書店で発売記念イベントがあります

で、この本の刊行を記念して、新宿区中井にあります伊野尾書店さんで発売記念イベントをやらせて頂けることになりました。 そうです、あの伝説の本屋プロレスを開催した、伊野尾書店さんですよ! イベント概要はこんな感じです。=========== 〜「プロレスと…

 「プロレスという生き方」という本が出ます。

2016年5月9日に、わたくし三田佐代子初の著作、「プロレスという生き方」という本が中公新書ラクレから出版されることになりました。 これまで週モバやゴング、サムライTVの猫耳アワー、そしてcakes というクリエーターサイトなどでプロレスについて書かせて…

天龍さんが飲んだ世界一美味しいビール

天龍源一郎選手が引退した。「お腹いっぱいのプロレス人生」を走り切り、現在進行形の最先端を突っ走るオカダ・カズチカに何度も吹っ飛ばされ、歯を食いしばって立ち上がり、そしてボロボロになりながらも最後は自分の足でリングを降りた。本当に、カッコ良…

DDT総選挙アーカイブ

▽第1回 DDT48総選挙2010 結果発表 2010年10月7日 有効投票総数:5,973票 1位 512票 男色ディーノ 2位 498票 佐藤光留 3位 309票 チェリー 4位 258票 HARASHIMA 5位 254票 飯伏幸太 6位 233票 高木三四郎 7位 231票 中澤マイケル 8位 230票 アントーニオ本多 …

 我闘雲舞のみんなが見る夢は

我闘雲舞初の後楽園大会は全てがきらきらしていました。いまを生きる少女たちのきらきらした歌声。タイからやってきたプロレスラーたちのきらきらした笑顔。色とりどりの紙テープ、躍動する命、王者の貫禄、敗者の悔しさ、そしてお客さんたちの歓声。さくら…

新日本プロレスワールド 「飯伏幸太 ゴールデン・スターのひみつきち」

新日本プロレスワールドで飯伏幸太選手のオリジナル動画、「#13 ゴールデン・スターのひみつきち」という動画を見た。このNJPW Documentaryというシリーズは選手のプライベートな日常を見せてくれるシリーズで、真壁選手が地元に帰って同級生とケーキ屋さん…

DDT6.28後楽園~あの日からずっと繋がっている

ほんとうに、あっという間の出来事だった。DDT6.28後楽園、セミファイナル。この日は8.23両国大会のメインイベントの挑戦者を決めるKING OF DDTトーナメントの準決勝と決勝があり、その間に組まれているセミファイナルにそれほどの大きな意味があるとは思い…

 「2009年6月13日からの三沢光晴」を読んで

人には誰しも使命がある、と思う。それは何も世界を救うとか人類の暮らしを変える大発明をする、とかじゃなくて、自分の身近な人を幸せにするとか、与えられた仕事をきちんとするとか、そんなことでもいい。とにかくどんな人にも成すべきことはある。恐らく…

猫耳再録:第244回 劇場版プロレスキャノンボール2014~それは生きることへの賛歌

ポレポレ東中野で劇場版プロレスキャノンボールを観てきました。本編終了後に今成助監督が同伴してきた永島勝司さんとのティーチインがあり、それはそれはもうど真ん中でカテェ感じのトークだったのですが、永島さんが「ジャパン・ナガシマ」という名の新団…

わたしが三陸で見たり食べたり乗ったりしたあれこれ

プロレスキャノンボール興行が大船渡市民体育館で行われてから2週間が経ちました。今でもあの熱気、澄んだ空気、あの山やあの海やあの電車を思い出します。せっかくなので、今回私が大船渡まで行った道程と、立ち寄ったお店などをまとめておきます。皆さんの…

旅に出る理由があった小沢健二と旅に出られなかったタモリ

オザケンこと小沢健二さんの16年ぶりの笑っていいとも出演に関しては、生放送を凝視していた時には「あっボーダー」とか「あっ眼鏡」とかそういったことばかりに興奮していまひとつ冷静な気持ちでいられなかったので、録画したものを改めてひとりで見てみた…

 飯伏幸太が見る新しい夢のかたち

プロレスラーに望むことは何ですか、と聞かれるたびにこう答えてきました。「レスラーが怪我なく、自分の望む形でリングに上がり続けること。」今回、飯伏幸太選手が異例のDDT・新日本プロレス両団体所属という発表を受けて、改めてこのことを強く感じていま…

若き章子怡の舞踏姿。

で、前回も書いたのですがチャン・ツィイーの所作の美しさと身体能力はやっぱり子供の頃からの舞踏にあるんだろうと思います。8才からバレエを習い、舞踏学校に進学。学校では中国の民族舞踊をみっちり習ったらしい。そんな頃の映像がどうしても見たくて探し…

2度目のグランドマスター。

公約通り2度目の「グランド・マスター」を見てきました。まあレディースデーにかこつけて観ているので偉そうなことは言えないですが。 2度目ともなると前回よりも余裕があり、カンフーの流派の違いとか馬三のホンモノ感(演じているマックス・チャンはモノホ…

グランド・マスターを見た。

王家衛監督の映画、グランド・マスター(原題一代宗師/THE GRANDMASTER)を見ました。ブルース・リーのお師匠さんとして知られる武術家、イップ・マンを主人公とした王家衛としては初のカンフー映画です。王家衛が単語登録されているくらいウォン・カーウァ…

 2012年度東スポプロレス大賞発表!

※サムライTVのHP内にあるコラム「猫耳アワー」がサーバーエラーで飛んでしまったようなので、緊急措置としてこちらに同じ文章をupしました。皆様お待たせいたしました。2012年度東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」全受賞者の発表です(敬称略)。最優秀…

 小沢健二ひふみよコンサートツアー

小沢健二の「ひふみよ」ツアー6.9NHKホールに行きました。思えば今年の頭にいきなり起こされて「オザケンがツアーやるって!」と家人に言われた時には、「いったい何をとんちんかんなことを2010年にもなって言っているんだろう」と全く理解出来なかった…

四十にして。

皆様お久しぶりです。この半年間というものずっと、excite翻訳いうところの「ロシアの国際的ストライキ従事者」の画像が張りっぱなしでいったいここは何ブログなのかと。サスケさん式伸式土下座で謝ります。誕生日にあたりたくさんの素敵なプレゼント、メッ…

アルシャビン狂想曲。

3ヶ月ぶりの日記だというのに猫耳同様全く皆様のニーズを無視してお届けする今日の日記! いやあめでたい、しかし長かった! アルシャビン、ようこそガナーズへ! 昨夏はEURO2008というヨーロッパのサッカー選手権を釘付けで見ていたのですが(そんな中タビ…