10.14大日本プロレス後楽園大会。

試合前バックステージに降りてみたらば、何とそこには山川竜司選手が。お目にかかるのはあの去年の後楽園からきっかり1年ぶりなのです。ずいぶんと顔色も良く、カラダも張っていてお元気そうでした。嬉しかった。リング復帰に関しては答えが出ていないということですが、そんなのいつまでも待っているに当たり前じゃないすか! 「ブチョーから、もうお客さんもずいぶん変わっているから山川のこと知らないヒトも多いと思うよ、って言われているんですよ」とおっしゃっていましたが、あの山川さんが登場した時のどよめきは間違いなくスーパースター山川竜司を待ち望んでいる声でした。何度でも奇跡は起きるし、それがどんな答えだったとしても遅すぎるなんてことはないので、じっくり心も体も休めて下さい。それにしても登坂さんの涙。この2人の絆がどれほどに深いかを思い、また泣かされました。
試合はもう本当に盛りだくさんで、セミ前の休憩の時点で「いやあ今日は濃いっすねえ」という会話を解説でお馴染み須山さんと交わしたほど。今の大日本がいいなあ、と思うのは、もちろんチャンピオンの伊東選手の素晴らしさは言うまでもなく、葛西純佐々木貴関本大介アブドーラ小林とメインを張れる選手が豊富なことと、前半の試合が面白いことだと思うんですよ。第1試合からまず若作りタッグでお客さんを熱くし、谷口選手で和み、このところ定期的に参戦しているアジアン・クーガー選手の空中技に感嘆し、ポンド・ネクロ・MASADAといった愛すべきバカガイジンズに心の底から驚く、といった風に全ての試合に別の色合いがあり面白い。この日はこのところナリを潜めていたマンモス・WXという両選手がタッグを結成することになりこれまた嬉しい限りです。ちなみに知らなかったんですけどWX選手って小島聡選手に似ているんですね。今日、東スポの油浅さんから聞きました。ていうか小島選手御本人がおっしゃっているそうです。
メインはもう期待にたがわぬ大熱戦と大流血戦の末、関本・アブ小組が新タッグ王者に。どうかみんな大ケガだけはしませんように、と祈る気持ちで毎度見ています。このところの大日本が素晴らしいもう1つの理由は、あれだけ過酷なデスマッチを繰り返していながら誰も大きなケガをしていないことだと思うので。