アルシャビン狂想曲。

sayokom2009-02-03

3ヶ月ぶりの日記だというのに猫耳同様全く皆様のニーズを無視してお届けする今日の日記! いやあめでたい、しかし長かった! アルシャビン、ようこそガナーズへ!
昨夏はEURO2008というヨーロッパのサッカー選手権を釘付けで見ていたのですが(そんな中タビが我が家にやってきた)、その最大のめっけものはロシア代表の10番、アンドレイ・アルシャビンでした。元々オランダを応援していた私ですがその強豪オランダを完膚無きまでにやっつけた若いロシアチームの中で、誰よりも際立って華やかなプレイをしていたのがアルシャビンだったのです。(まあ見た目も好みだし)
猫耳の方にも書きましたが、サッカーでもプロレスでもカラダにするすると入ってくるような美しいものが本当に好きで、そんなアルシャビンがやはり美しいサッカーをするイングランドアーセナルにやってくるのはこの上なく嬉しいことです。チャンピオンズリーグでも他の強豪チームはほったらかしでゼニトばっかり見ていましたが予選敗退しちゃったし、これからわたくしはどうやってアルシャビンを見たら良いのかしら…と途方に暮れていたところでこのニュース!

しかし実はこの数週間は大変な移籍騒動でした。イングランドプレミアリーグは現地時間2月2日の午後5時をもって冬の移籍期限が切れるのですが、本当に移籍が実現するのかどうかはぎりっぎりまでわからなかった。ゼニトの偉い人が交渉は決裂したと言ってるとか、アルシャビンがどうやらロシアに帰る為に飛行機に乗ったらしいとか、情報錯綜しまくり。日本時間の昨日深夜2時がその期限なのですが、ネットに張り付いて現地のニュースサイトをリロードしつつ、私も某巨大掲示板の該当板をずっとウォッチしていたのですが、みんな待ち過ぎてだんだんおかしくなっていく同志たち。
柿ピーを6パック食べちゃう人、いいちこを1本空けちゃう人、翌日試験なのにネットに張り付いて眠れない人、そんなイングランドから遠く離れたネット住民達が混乱していただけでなく、現地イギリスのニュースサイトの中の人たちも疲れちゃって、「私はあと7分でこのサイトから離れます、アーセナルよ何かあったら連絡ちょうだい」と書き残して去っていく人。そんなわたくしもネットにかじりつきながら「アルシャビンの移籍が決まるまで晩飯は作らないわよ」と宣言し相方を唖然とさせました(もちろん猫どものご飯は誰より先にちゃんとあげてます)。

当然のことながら情報は現地に頼るより他なく、ということは当然のことながら英語なわけで、翻訳サイトには大変お世話になりました。しかしとんでもない超訳があったりするのがこれまたおかしく、「ロシアのストライキ従事者は」と出たので何事かと思えば単に「ロシアのストライカー」って意味だったり。まあロシアだからストくらいやるだろ?ってことだとしたら考えすぎです。

更にまた今回はあのロンドンの記録的な大雪も重なって、イングランドサッカー協会に交通マヒで職員が出勤出来ず、移籍書類の処理が出来ないとかいう嘘みたいな出来事までついてきてもう大混乱。結局、昨日は朝まで起きていたのに何の正式な発表もされず、今日の日中も世界中のアーセナルファンがやきもきしているだろうに何の発表もなく、移籍期限から24時間経っていよいよみんなアタマがおかしくなりそうになりまた今夜も徹夜かよ!と思い始めた日本時間の4日午前2時にいきなり公式サイトがこれ。

ちょっっっっと! 準備良すぎだから! アルシャビン一色になってるし! 極東の島国でみんな寝ないで待ってて風邪引いたり試験落ちそうになってるっつうのに、何でアルシャビンのユニフォームの購入サイトまで用意してあるんですか、って話ですけどまあ嬉しくてしょうがないので今は何があってもにこにこしちゃう。

とにかくまあ疲れたけれどめでたしめでたしで本当に良かった、と思うと共に、日本の野球とかサッカーとかプロレスの移籍なんかもこれだけ分刻みでドキドキすることがあってもいいのかもな、と思ったのでした。

おまけ。アルシャビンがロシアのテレビ番組で何故かチェブラーシカの歌を歌います。

アーセナル公式サイトhttp://www.arsenal.com/