師匠・菊池孝さん。

生ゴンのゲスト解説が久々に菊池さんでした。菊池さんはもうわたくしのプロレス界でのナンバーワン師匠であります。菊池さんとご一緒させて頂いたからこそ、今でもこの業界でお仕事をさせて頂いているというものです。最初はサムライTV自体が知られていなかったこともあり、試合会場でも「誰こいつ?」という反応だったのですが、菊池さんにくっついて記者席やらマスコミ控え室やらに入れて頂いたことで、他の雑誌や新聞のお歴々とも仲良くさせて頂けるようになったのです。菊池さんがいなかったら今のプロレスキャスターとしてのミタサヨコはいない。これは断言できます。
また菊池さんが素晴らしいのは、プロレスのことだけでなく、何でも私の質問に答えてくださることです。以前私が「代々木公園てあそこは昔何だったんでしょうねえ」と何気なく言ったら、「あそこは陸軍の練兵場だよ」と即答。即答ですよ! そんな菊池さんも松田聖子田辺聖子の区別はつかなかったりします。それはそれで可愛らしいと思います。一時期お体をこわされてたいそう心配しましたが、今はお元気そうで本当に良かった。相変わらずお医者様の言いつけを守らずにお酒は飲んでらっしゃるそうですが、菊池さんに飲むなっていったって無理なのは百も承知ですから、まあお元気ならば安心です。
この日、本番前にZERO-ONEの無理難題押しつけるコミッショナーの話になり、「オスカー何でしたっけ、オスカー・ピーターソンとかいう名前でしたっけ」とわたくしが申しましたら、「違うよオスカー・ピーターソンはジャズの人でしょ」と菊池さん。情けないことにそのジャズのオスカー某を知らなかったので話は膨らまなかったのですが、菊池さんはああ見えて(本当に失礼)毎年7月9日にはほうずき市に出かけ、アルゼンチンの独立を祝してアルゼンチンタンゴを聴く、という風流な方なのです。粋、という言葉が似合う時代の方だと思います。ちなみにオスカー・ピーターソンてこんな人でした。
こんな方がZERO-ONEを陰で仕切っているんだったらどうしましょう。