おめでとう。

DDT高木三四郎選手の結婚披露パーティat六本木ヴェルファーレ。わたくし司会進行でございました。きちんと披露宴のセオリーにならいながら、祝辞のかわりに試合が行われるというなるほどーな形式。さすが稀代のイベンター高木さんらしい結婚式でした。

もう今日はとにかくメインで新婦加代子さんが繰り出した息を呑むほどに素晴らしいムーンサルトに尽きるんだけど、他の皆さんも頑張りましたよ。
まずは乾杯の御発声サスケさん。ちょっとしゃべり出しただけで長くなりそうな気配がバンバンで、満場のブーイングを気持ち良さそうに受け流すサスケさん。ディーノにディープキスされて悶絶するサスケさん。DDTの若手の歌がぐだぐだになっていくのを椅子から身を乗り出してチェックしていたサスケさん。で結局やっぱり案の定「セパラドス」を歌うハメになって(誰も頼んでないけど)サビの部分を朗々と歌い上げたサスケさん。でも最近歌う機会が増えたせいだか、上手になってました。もう笑えない。

そのDDTアイドル部門の皆様ですが、いったい何があったんだと思うくらいにレロレロに酔っ払っていたのが健心選手とKUDO選手。つい先日新日本でいい試合やってたあの寡黙でcoolなKUDOと、上半身ハダカで頭にネクタイ巻いてパンツ見えそうになってる目の前の兄ちゃんとは同一人物なんでしょうか? だいたい健心選手は飲めないんじゃなかったのか? ハワイでビール一杯飲まされて潰れていたのはいったい何だったんだ?

サスケ選手は本当に義理堅い方なのです。この日も会がお開きになって、三四郎さん達がみんなのテーブルを廻って、お客さんもスタッフも帰り始める頃までずっとずっと残ってらした。実は私の結婚パーティの時の話なんだけど、その日宮城で試合があるというのに、時間的にパーティには出られないというのに、わざわざ東京までお祝いにきて下さった。ほんの30分もいられなかったと思う。それなのに「いやあミタさんおめでとう!」とあのテンションでかけつけて下さった。涙が出るほど嬉しかった。そんなサスケさんを見つけ、何故かウチの親族の控え室に通されてしまいどうしたらいいのかわからなくて1人ぼっちで泣きそうになっていたゴング金沢編集長も、「サスケぇ!」と嬉しくて駆け寄ったというお話。

三四郎!一生付いていくから」と宣言した加代ちゃんのオンナ気と、人生最大のイベントをこんな素敵な形でプロデュースしてみせた三四郎さんのオトコ気に心から敬意を表しつつ、末永い幸せをお祈りしたいと思います。あ、私が個人的に一番好きだったシーンは、ムーンサルトでフォールを取った加代子さんを高木さんが「高い高い」して祝福してあげてたところ。凄く微笑ましかった。皆さん中継で是非見て下さい。

2週間前のローカルインディー興行、先週の札幌プロレスに続き、この日の高木さんの披露宴と、毎週このところプロレスの可能性を見せてもらっている。ベタだけどほんといいですねえ、プロレスって。関われてとても幸せ。