「プロレスという生き方」という本が出ます。

sayokom2016-04-18

2016年5月9日に、わたくし三田佐代子初の著作、「プロレスという生き方」という本が中公新書ラクレから出版されることになりました。
これまで週モバやゴング、サムライTV猫耳アワー、そしてcakes というクリエーターサイトなどでプロレスについて書かせて頂きましたが、本という形で出るのはもちろん生まれて初めてです。2年近くその準備と執筆に時間をかけてしまい(かけ過ぎ)ましたが、いま私が注ぎ込める全てを注いで書き上げることが出来た、という感慨に充ち満ちています。

プロレスについて何か書いてみませんか、と出版社さんから声をかけて頂き、自分だったら何が書けるかなといろいろ考えました。とにかく、いまのプロレスがこんなに豊かで、面白くて、幅広いんだよということをお伝えしたかった。そこで、やっぱり私としてはプロレスラーやそこに携わる人たちについて取材し、書かせて頂くのが一番いいと思い、改めてこの本のためにインタビューをし、取材をさせて頂きました。お忙しいなかお時間取って下さったレスラーや関係者の皆さまには本当に感謝しています。

タイトルは「プロレスという生き方ー平成のリングの主役たち」です。
目次、構成はこんな感じです。

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「プロレスという生き方ー平成のリングの主役たち」

■目次
はじめに 今ここにあるプロレス

第一部 メジャーの矜恃・インディーの誇り

中邑真輔 美しきアーティストが花開くまで
飯伏幸太 身体一つで駆け上がった星
高木三四郎 「大社長」がすごい理由
登坂栄児 プロレス界で一番の裏方
丸藤正道 運命を受け入れる天才
コラム1 プロレスとメディア

第二部 女子プロレスラーという生き方

里村明衣子 孤高の横綱はなぜ仙台に行ったのか?
さくらえみ 突拍子もない革命家

第三部 プロレスを支える人たち

和田京平 プロレスの本質を体現する番人
橋本和樹に聞く 若手のお仕事
棚橋弘至 プロレスをもっと盛り上げるために
コラム2 寂しがり屋の「破壊王橋本真也さんの思い出

おわりに 震災とプロレス
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校了ギリギリに飯伏選手の復帰と飯伏プロレス研究所設立、そして中邑真輔選手のNXTデビューについても入れることが出来ました。もちろん、ここにいる方が全てではないけれど、いまのプロレスを面白くしていいる人たちがどうプロレスに出会い、どうしてプロレスという生き方を選んだのか、そしてどのように生き抜いてきたかを辿ることによって、いまのプロレスのあり方や豊かさを表現することが出来たんじゃないかな、と思っています。

プロレスファンの方も、そうでない方も、ぜひ手に取って読んで頂けたらと思います。形にするまで時間がかかってしまいましたが、この本のためにレスラーや関係者の方と向き合い、話を聞き、それを原稿に仕上げていく時間はとても幸せなひとときでした。
ひとりでも多くの方に、彼ら彼女たちの生き方が届くといいなと心から願っています。