もう少しエディのことを。

sayokom2005-11-14

昨夜は朝までエディの事を知りたくてネットを徘徊したのち眠りに落ち、昼になって目を覚ますと今度は新日本プロレスユークスに買収されるとのこと。
新日本プロレス、ゲーム会社の子会社に」http://www.asahi.com/business/update/1114/101.html
新日本プロレスリング株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」http://www.yukes.co.jp/html/ir/gif/051114_01_01.htm
いつもプロレスのニュースは唐突に、そしてその多くは月曜日にやってくる。

他にもPRIDE男祭りで吉田vs小川決定など大事なことはいろいろあるのだけれど、もう少しエディのことを考えてみようかと思います。

いかにエディ・ゲレロというレスラーが日本のプロレスファンに愛されていたかは昨日からwebを埋め尽くしている様々な日記や書き込みからみても明らかで、改めてみんなエディが大好きだったんだなあとしみじみする。
あのズルいことをする時の笑顔、ラテン訛りを強調した軽快な喋り、リングに上がった時の佇まい、全てがプロフェッショナルだった。レスラー仲間からもファンからも尊敬されるヒトだった。
だけど私は、エディの魅力はその明るさの中にあるわずかの「かげり」だったように思うのです。誤解を招く言い方かもしれないけれど、例えばシナなんかの白人選手が持つあっけらかんとした明るさとはちょっと違う、しずかな翳り。チャボとローライダーに乗ってガッタンガッタンやったりリング上でさんざん悪いことして口角上げてニヤリと笑ったりする明るさと、上目遣いでコーナーに佇んで居る時のギャップが私は好きだったんだと、昨夜からずっと考えて気づいた。そのかげりがあったからこそ私たちはより惹きつけられたんじゃないだろうか。それが様々な困難を克服した人生経験から出てくるものなのか、もっと違う何かなのかは、わからないのだけれど。

WWEでは13日に予定を変更してエディに捧げるテーピングを行った模様です。とても悲しいニュースではあったけれど、ビンスとチャボの会見の模様をすぐ動画で公式サイトにアップしたり、あの04年のNWOでベルトを奪ったレスナー戦、WM20でのベノワ戴冠時の感動のシーンなど懐かしいシーンをすぐにアップして見られるようにしてくれるところなどはさすがの対応だと思います。私も何度も見て何度も泣いた。
WWEオフィシャル」http://www.wwe.com/
エディにメッセージメールが送れるようにもなっています。
そして昨日のテーピングの様子がこちらのサイトにまとめてありました。スーパースターズの身を切られるような辛さ、そしてそれに耐えてリングに上がり続ける勇気。
「新WWEリアルタイムの四方山話」http://yomoyamabanasi.blog9.fc2.com/
(ネタバレNGな方はご注意下さい)

ああ天国にもローライダーがあるといいなあ。破壊王と車自慢で盛り上がっているかなあ。