全日本プロレス2連戦。

昨日おとといと後楽園ホールで行われた全日本プロレスの試合雑感などを。まず、両日ともお客さんがたくさん入り非常に良い雰囲気だったこと*1、外国人選手含め選手層が厚く第1試合から見応えあったこと。三冠王者並びにIWGP王者の小島選手にオーラが出ていて突き抜けた感あること、などなど。
20日。諏訪間vs荒谷というチャンピオンカーニバル出場を賭けたシングルが面白かった。勝った諏訪間選手の説得力ありまくりのジャーマンはもちろんのこと、荒谷選手の強さもかいま見えた一戦でした。
メインはケア・ジャマール組vsスタンボリ・パルンボ組という外国人選手同士の世界タッグ戦で、みんな大きいしいいカラダだし動けるしで見応えある試合。試合後乱入してきたブードゥー・マーダーズ(VDM)の新メンバー、Aトレインことジャイアント・バーナードのデカさときたら! あんなに大きいとは思わなかったわあ。ベルト防衛したにも関わらずヒドい目にあったジャマールに大きな声援が。VDMがヒドいことをするたびにRODは完全にベビーフェイスになるということです。
21日。ある意味「心のメインイベント」、第1試合は森谷俊之佐野直組vsラブマシンストーム・魔界マシン2号組。客席にはプラカードが掲げられ、場内のそこかしこから局地的にわき起こる「佐野」コール。試合は「オウチに泥棒が入っているかどうか心配に違いない*2」ストームさんが圧倒的な存在感で勝利をおさめ、しかも久々登場のリストラBOXにご両人を放り込むという完璧な仕上げ。またその後のマイクアピールが秀逸でした。「お前ら、何食ってるんだ。もう一度飯食って出直して来い!」 。肉、肉ですよ。きっと佐野選手には肉が足りなかったですよ。
さてこの日の本当のメインは小島・川田組vs武藤・健介組というもう何か凄く豪華絢爛タッグ(ちなみにセミはRODvsVDMの8人タッグでこれまた豪華だったのですが)。入場も1人ずつで、武藤社長は白くてフカフカぴかぴかしたガウンを翻しながらバンバンにオーラ振りまいてリングインするのですが、なかなかどうして小島選手も負けてなかったですよ。いつも誰に対しても優しくソフトな小島聡選手ですが、そんな小島選手が堂々とプロレス界を背負っていく様を心から頼もしく思ったのでした。

*1:終戦21日は満員御礼札止めです

*2:東京ガスのCMです